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牛が排出する「ガス」は1日350リットル!?温室効果ガスの正体とは

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牛が温室効果ガス排出の一つの原因とも言われていますが、実際にはどのような影響があるのでしょうか。実は、牛が排出するガスには二酸化炭素メタンガスが含まれており、一頭当たり1日に350リットルも排出しているのです。

今回は、牛が原因となっている温室効果ガスや食生活への影響について、詳しく解説していきます。

牛が出す「ガス」の種類

牛が排出するガスが、地球温暖化の原因の一つと言われています。牛が呼吸する際に吐き出す二酸化炭素のほかに、牛が食事をした際に出す「げっぷ」「排泄物」に温室効果ガスが含まれているからです。これらのガスは、牛一頭から1日に350リットルも排出されています。

牛の「げっぷ」にはメタンガス、「排泄物」にはメタンガスと亜酸化窒素が含まれています。メタンガスは二酸化炭素の25倍もの温室効果があることから、牛が大量に飼育されると、多くの温室効果ガスが排出されてしまうことになります。

牛や羊、ヤギなどは「反芻動物」と言われ、4つの胃を持っています。一度胃に入れた食物を口の中に戻し、よく噛んだ後でまた飲み込んでいます。この「反芻」という行為を繰り返して、時間をかけて消化しているのです。

反芻動物は、食物を消化するためにげっぷをし、消化が終われば排泄します。その時にメタンガスなどの温室効果ガスが発生しています。牛は他の反芻動物よりもからだが大きく、乳牛や食肉牛などの飼育量が多いことから、大量の温室効果ガスを排出していると注目されているようです。

牛肉は食べないほうがいいの?

牛が二酸化炭素やメタンガスといった温室効果ガスを排出することから、環境悪化を防ぐためには、牛肉を食べない方が良いのではないかと考えてしまいます。

日本人が牛肉などの動物性たんぱく質を摂るようになり、食事が欧米化することによって、肥満や高血圧などの生活習慣病にかかる人が増えてきているようです。将来、大きな病気にかからないためにも、栄養バランスなど普段の食生活には気を配る必要があります。

では、牛肉は食べない方が良いのでしょうか。

確かに、牛肉を食べ過ぎるとからだに良い影響があるとは言えません。しかし、たんぱく質はからだの健康を維持するためには必要な栄養素です。

健康的な生活を送るためには、牛肉を食べる量を少なめにしてみる牛肉に代わるものからたんぱく質を摂るようにするなどして、食生活を改めることも大事です。

食生活を改めることで、私たちの牛肉の摂取量が減少すれば、食肉牛の飼育量を減らすことにつながることでしょう。

まとめ

今回は、牛が排出する温室効果ガスの影響について解説しました。

牛一頭から排出されるガスの量には大変驚かされますが、この先、人々が必要とする牛の飼育量を減らすことによって、牛からの温室効果ガスの排出量を減らすことにつながることでしょう。

そのためにも、今一度、ご自身の食生活を見直してみてください。

牛肉の消費が増えると地球環境が悪化する⁉」(麗沢大学)
畜産からの温室効果ガスの排出抑制技術」(国立研究開発法人 農業環境技術研究所)

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