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【中小企業注目】エコアクション21のメリット・費用・方法を徹底解説!

あなたはエコアクション21という取り組みをご存じですか。これは環境省が策定した環境経営システムです。では、環境経営システムとは何でしょうか。知る人ぞ知る、中小企業にとってチャンスになり得る仕組みです。ここではメリットや取り組み方法を徹底解説いたします。

エコアクション21とは?

エコアクション21とは環境省が策定した日本独自の環境経営システムという環境経営を効率的にする方法を示す仕組みです。第三者が企業の環境経営を評価・認証するために必要な取り組みと「PDCAサイクル」*の手法を使用した効果的な方法が定められています。公式サイトではこのエコアクション21を「中小企業でも容易に取り組める環境経営システム」と紹介しています。

*PDCAサイクルとは一般的にPlan, Do, Check, Actionで目標達成を目指す手法のことです。PDCAサイクル(Wikipedia)

企業が取り組むメリットは取引条件への対応や融資のチャンス

ではなぜ企業はエコアクション21に取り組むのでしょうか。詳しくは公式サイトをご参照いただければと思いますが、ここでは重要な2つをご紹介します。

取引条件への対応

近年、大手企業がサプライチェーン全体の二酸化炭素排出量削減に取り組みを始める動きが広がっています。また、新規取引先には環境経営システムの構築を条件とする大手企業も増えています。競合企業に先駆けてエコアクション21に取り組むことによって、環境経営において競合優位性を得ることが出来るのではないでしょうか。

金融機関の融資のチャンス

エコアクション21参加企業増加に伴い、多くの銀行がエコアクション関連融資を始めています。

例えば、三井住友銀行「SMBC ECO ローン(ビジネスセレクトローン型)」においては利用資格を以下のように案内しています。

利用資格

  1. ISO14001、エコアクション21等、当行所定の マネジメントシステム規格に基づく環境認証を取得済み、若しくは東京都の「地球温暖化対策報告書制度」に基づき、報告書を提出済みのこと
  2. 業歴2年以上であること
  3. 三井住友銀行のお取り扱い窓口(エリア・法人営業部・支店)でお取引が可能な地域に所在すること。
  4. 最新決算期において、債務超過(貸借対照表の資本合計がマイナス)でないこと
  5. お申し込みの時点において、税金の未納がないこと

商品の案内や融資条件、その他詳細などはこちらをご確認ください。

他にも21の銀行がエコアクション関連融資を行っています。ご興味ある方かたはぜひこちらをご覧になってください。

何をしたらいいの?エコアクション21への取り組み方

「PDCA」サイクル(Plan:計画 Do:実施 Check:確認 Act:改善)に沿った取り組みとその結果を各年の環境経営レポートとして作成・公開していきます。

「PDCA」サイクルに沿った取組み

 Plan:計画の策定

  • 対象組織・活動の明確化
  • 実施体制の構築
  • 現状調査(環境への負荷・環境への取り組みについて自社評価*)
  • 環境経営方針の策定
  • 環境経営目標・計画の策定

*自己評価のために、業界に応じたガイドラインや基準となる自己チェック表が用意されています。企業が取り組むために重要なベンチマークを設定しやすくするテンプレートとして活用できるのではないでしょうか。

Do:計画の実施

Check:取り組み状況の確認及び評価

Act:全体の評価と見直し

環境経営レポートの作成と公開

環境経営レポートとは?

環境に配慮した事業者であることを取引先や従業員、家族、自治体に分かりやすく提示するためのレポートです。認証された全てのレポートはPDFで公式サイトに公開されています。

例:株式会社河村樹脂の環境経営レポート

取り組み後の認証・登録方法は?3ステップで完了!

ステップ1:審査の申込みのための書類提出

主な提供情報

  • 事業者基本情報
  • 審査対象を選択
  • エコアクション21取り組み状況
  • エコアクション21取り組み理由・動機

➡エコアクション21地方事務局より担当審査員の通知

ステップ2:必要書類送付

詳しい内容については担当審査員から連絡がきます。

➡担当審査員による審査の実施(書類・現地)

➡中央事務局より判定結果通知

ステップ3:認証・登録契約の締結・認証・登録料の納付

審査費用:審査員一人日当たり 50,000円/日(消費税除く)
認証・登録・更新費用(二年分):従業員数に応じて50,000円+消費税~

➡中央事務局より認証・登録証の送付・ロゴマーク使用承認

詳細は、エコアクション21ホームページ(認証・登録までの流れ)をご覧ください。

まとめ

環境問題については大企業の取り組みがメディアでは多く取り上げられていますが、中小企業にとっても確実に身近になってきています。あなたの企業は取引先から環境配慮に対する要請はありましたか?競合より早く取り組みを始めることで、御社の強みに出来るかもしれません。

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