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日本は過去最低の121位、世界の男女平等ランキング2020

世界経済フォーラムが発表した最新の「ジェンダー・ギャップ指数」、みなさんはご存知ですか?そして、そのランキングは男女平等ランキングとも言われており、約150ヶ国を対象にスコアを出し、男女格差が少ない国が上位にランクインされる仕組みになっています。2020年度のデータによると、日本はなんと121位でした。本記事では、ランキング上位国の紹介と日本のスコア内訳を解説していきます。

ジェンダー・ギャップ指数とは

ジェンダー・ギャップ指数とは、世界経済フォーラム(WEF)が毎年公表している男女の格差を表す指標で、そのランキングは世界の男女平等ランキングとも言われています。政治・経済・教育・健康の4つのデータを元にスコアを算出し、2020年は153カ国がこの指数を用いて順位付けされました。なお、スコアは0が完全不平等で1が完全平等を示しています。

ジェンダー・ギャップ指数は2006年に初めて発表され、世界中の人々が男女の格差に目を向け、状況を把握することを目的とし、さらに男女不平等がもたらす問題を解決していくという目的を持って発表されました。男女平等ランキングは、今年で14回目の発表となり、レポート内では今後注目される社会問題などが取り上げられています。

世界の男女平等ランキング トップ10

まずは、2020年度の男女平等ランキングでトップ10入りしている国を紹介します。

出典:Global Gender Gap Report 2020より作成

ジェンダー・ギャップ指数が高い国ほど上位にランクインされる仕組みですが、1位のアイスランド2位のノルウェーは昨年度同様、最上位でのランクインでした。

以下のグラフは、各分野においては「どの程度改善されているか」を示したものです。世界全体で、2020年の報告においては、「政治面」や「経済面」が未だ男女間での格差がとても大きい一方、「健康面」と「教育面」の格差については解消されつつあることが分かります。

出典:Global Gender Gap Report 2020より作成

なお、1位のアイスランドと2位のノルウェーにおいても政治、経済は他の2項目よりも相対的に低い結果になっています。上位にランクインしている国でも女性の政治活動参画のサポートが万全ではないことが現状であり、全ての項目が完璧にサポートされているという意味ではありません。

日本は過去最低の121位に

2020年度の日本の順位は121位(スコア0.652)であり、過去最低の順位となってしまいました。4つのカテゴリーから見てみると、経済活動の面では115位、政治活動の面では144位、教育の面では91位、そして健康の面では40位でした。

昨年度の順位と比べると、経済活動と健康の面では、ほぼ横ばいとなっていますが、教育と政治面ではランクダウン。特に政治はスコアも0.049と2006年の調査以来最も低い数値となってしましました。

1位のアイスランドのスコアは0.877であり、日本とアイスランドのスコアの差は0.225です。経済、政治は他の2項目に比べると世界全体で見ても課題の多い項目ですが、アイスランドと比べてみると、特に政治面における日本の格差は相対的にも改善の余地が多く残されていることが見て取れます。

まとめ

世界の男女平等ランキング2020が発表されましたが、1位は変わらずアイスランドという結果であり、日本は過去最低の121位という結果になってしまいました。日本が過去最低の順位になってしまった1番の要因としては、政治面での格差が目立ったことがあげられるでしょう。2019年7月の時点で、日本の衆議院の女性議員比率は10.1%と世界平均(下院または一院における)の24.3%に比べると圧倒的に低い数字です。

しかし2018年には「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」が施行され国会や地方議会の選挙において、男女の候補者の数ができる限り均等になることを目指すことが基本原則となっています。この法律を受けて今後、どのような改善が見られるのか、内閣府男女共同参画局では、毎年「女性の政治参画マップ」を発行しているようですので、選挙が行われる際になどお住まいの地域の状況などを確認してみてはいかがでしょうか。