企業の取組み

サステナビリティ大国!ニュージーランド航空の取り組みとは

近年、大注目されているサステナビリティとその取り組みですが、ニュージーランドを拠点とするニュージーランド航空は独自のゴールや対策で少しずつ地球環境を良いものに変えていっています。彼らが特に力を入れている「温室効果ガスの排出量削減」と「マオリ文化の保護・浸透」に着目しつつ、ニュージーランド航空がどのような取り組みを行っているのか見ていきましょう。

ニュージーランド航空が注目される訳

ニュージーランド航空の2019年サステナビリティレポートによると、ニュージーランド航空は国の政治・社会・環境面での成功を目指して様々な取り組みを行っているようです。

中でもサステナビリティにおいて熱心に取り組むニュージーランド航空ですが、SDGから17個中主に10のゴール達成を目指し、独自の対策を行っています。また、10のゴールをさらに3つのカテゴリに分け取り組みに励んでいるようです。

  • 人々とコミュニティー…Air New Zealander communities
  • CO2排出量、環境問題や科学…Carbon Nature & Science
  • 観光や貿易…Tourism, Trade & Enterprise

例えば人々とコミュニティーにおいて、ニュージーランド航空では43%の従業員が女性です。また2019年度は、マネージャーなどの責任あるポジションに44%の女性が就きました。

CO2排出量、環境問題や科学では、2017年と比べ2019年では約4.2倍のCO2排出量を削減、

観光や貿易に関しては、ニュージーランドに生息する絶滅危惧種の保護やニュージーランドへの旅行客を増やす取り組みなどを行ったことなどが詳細にレポートされています。

温室効果ガスを減らす「FlyNeutral」

近年では、温室効果ガスの排出量が注目されていますよね。ニュージーランド航空では、フライト時に発生する温室効果ガスの排出削減につながる取り組みを開発し進めていくプログラム「FlyNeutral」を行っています。

出典:「ニュージーランド航空のカーボンオフセット取り組み」(ニュージーランド航空公式)

「FlyNeutral」は、フライトにかかる利用者一人当たりに換算した温室効果ガス排出量をオフセット(相殺)する仕組みです。利用者は「FlyNeutral」プログラムにおいて、フライトが生み出す炭素排出量に見合った分の、温室効果ガスの削減活動に投資することができます。

ニュージーランド航空では予約時にオフセットに貢献するかどうかを選択することができますが、予約後や旅行の後でも計算ツールを使って投資額を確認することもできます。

カーボン・オフセットとは

カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において(この場合はフライト時)どうしても排出してしまう温室効果ガスに対して、その排出量に見合った削減策のための投資を行うことです。結果、排出される温室効果ガス分を投資額で埋め合わせるような形になります。

航空会社ができるサステナビリティへの対応の1つとして「CO2・温室効果ガス排出量の削減」にニュージーランド航空は力を入れていますが、消費者である私達がエコなフライトを選択することもサステナブルな環境づくりの大きな手助けになると、「FlyNeutral」のようなプログラムを提供、促進しています。

ニュージーランドの伝統文化を守る

ニュージーランド航空は、ニュージーランド独自の文化である「マオリ文化」とその言語などを守り、それをさらにビジネスの場に活用していくことを目的としてマオリ言語委員会と新たな取り組みを行っています。

ニュージーランド航空の従業員でマオリ言語(Te Reo Māori)を話せる人は社内でのテストを受け、それに合格した場合「Tohu」と呼ばれるピンを獲得することができます。このピンを制服に付けている人を見つければ、あなたもマオリ言語で会話することができるのです。彼らは、このピンを付けている従業員が世界で活躍し、マオリ文化の輪を広げていくことをとても誇りに思っています。

出典:「ニュージーランド伝統の言語を守る」(ニュージーランド航空公式)

また、自然豊かなニュージーランドで見られる観光名所やグルメを広めていくためにも、国や空港、観光会社などとも協力し、ニュージーランド航空でのフライトを素敵な経験としてもらうための取り組みや、国内の移動をより簡単にする、空港での手続きの簡潔化など、様々な対策を実行しているようです。

まとめ

上記のように、ニュージーランド航空は独自でカテゴリ分けした3つのカテゴリをもとにサステナビリティへの取り組みを行っています。

温室効果ガスの削減や独自の文化である「マオリ」を保護・浸透させていくことなど、ニュージーランド航空が率先して行っている取り組みは、旅行者としての私たちにとっても興味をひかれるものではないでしょうか。エアラインを選ぶとき、その会社が環境や地域文化に対してどんな想いをもって取り組みを行っているのかを調べてみると、新たな発見があるかもしれませんね。

今回は、サステナビリティ大国であるニュージーランドを拠点としたニュージーランド航空の取り組みをご紹介しました。今後も海外企業の取り組みについては積極的にご紹介していきたいと思いますので、一緒にサステナビリティについて学んでいきましょう。

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