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5分で分かるサステナビリティ経営 | 企業の転換期となるのか

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社会の持続可能性に配慮した事業経営である「サステナビリティ経営」。一体どのようなものなのかご存知ですか?今回は「サステナビリティ経営」とはそもそも何なのか、そして現代で求められる背景や将来予測される動きまで、5分程度で把握することができる内容になっています。ぜひ気軽にお読みください。

サステナビリティ経営とは

「サステナビリティ経営」とは、社会の持続可能性に配慮した企業経営のことを言います。サステナビリティの概念を企業経営の基盤とし、中長期的な視野に立った事業の成長を目指すものです。

サステナビリティ経営を展開する方向性を決定する上で参考になる原則の一つとして「持続可能性4原則」があります。The Natural Stepを創設したカール・ヘンリク・ロベール博士により、持続可能な社会を作るためのチェックリストとして唱えられたものです。

  • 自然の中で地殻から掘り出した物質の濃度が増え続けない
  • 自然の中で人間社会で作り出した物質の濃度が増え続けない
  • 自然が物理的な方法で劣化しない
  • 人々が自らの基本的なニーズを満たそうとする行動を妨げる状況を作り出してはならない

現代に求められる背景と理由

現代において「サステナビリティ経営」が求められる背景には、以下のような現状があります。

  • ステークホルダーの意識の変化

SDGsやパリ協定の採択を受け、企業は経済のみならず環境や社会への責任を担う存在であると認識の認識が広まりました。消費者や投資家の選択にも、企業のサステナビリティに対する配慮が影響するようになってきています。

  • 企業経営のリスクの増加

企業に影響するサステナビリティに関連するリスクとして取り上げられることが多いのが、気候変動による環境面でのリスクです。しかし近年ではそれに加え、サプライチェーン上での人権侵害などといった多様なリスクが認識されるようになっています。

サステナビリティ経営の将来予測

上記のようなステークホルダーの意識変化の結果として、ESG投資の拡大が見られます。ESG投資は環境・社会・ガバナンスの観点から投資先を決定するもので、その投資額は世界全体で3,400兆円ほど。日本では特に伸び率が大きく、2016年から2018年までの2年間で4倍を超えています。

2017年には年金積立金管理独立法人(GPIF)が投資原則を改め、企業を環境・社会・ガバナンスの3つの観点から評価する指標である「ESG指数」を採用。評価が高い企業を対象にした投資を行うことを決定しました。

企業のサステナビリティに対する配慮を重視する傾向は今後も続くことが予想されます。日本企業の間でも、サステナビリティ経営を取り入れる動きが拡大していくでしょう。

まとめ

社会の持続可能性に配慮する「サステナビリティ経営」についてご紹介しました。

環境問題や社会問題に対する意識が高まる昨今、サステナビリティの概念を事業経営に取り入れることはより一層重要性を増していくと言えそうです。