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5分で分かるサステナブル・マーケティング | 企業の成功事例三選

sustainability marketing

「サステナブル・マーケティング」という言葉をご存知ですか?企業の社会的責任に対する認識が広まる中、この手法を取り入れることでステークホルダーから強い支持を獲得している企業が見られます。今回はサステナブル・マーケティングとは何かというところから、実践のヒントとなる企業の成功事例まで詳しくご紹介します。

サステナブル・マーケティングとは

「サステナブル・マーケティング」は、日本語に直訳すると「持続可能なマーケティング」。環境・社会問題の解決と企業の商品・サービスを結びつけることで、他社との差別化やブランド価値の向上を図るマーケティング手法です。

求められる理由と背景

サステナブル・マーケティングが求められるようになった背景は、SDGsの採択です。SDGsは2030年までに達成すべき国際目標で、経済・社会・環境の3つの要素のつながりと、それらが統合的に解決されるべきものであることを指摘した点に特徴があります。

SDGsの採択により、企業は経済だけでなく環境や社会に対しても責任を持つという認識が広まりました。その影響は消費者の意識変化やESG投資の拡大などにも見られます。こうした風潮を反映し、企業の「サステナブル・マーケティング」が求められるようになりました。

企業の成功事例三選

では、実際にどのような形で「サステナブル・マーケティング」が行われているのでしょうか?企業の成功事例を3つご紹介します。

  • Patagonia

環境保全活動を率先して進め、今ではサステナブル企業のリーダー的存在として知られるようになったのが「Patagonia」。2019年には国連最高の環境賞「UN Champion of the Earth」賞を受賞しました。代表的な取り組みに、”新品よりもずっといい”のキャッチコピーで知られる「WORN WEAR」プログラムがあります。製品をより長く使用してもらうため、トラックで全国の大学を回って修繕方法を教えるというものです。他にも着なくなった洋服の回収や修繕、販売を行うなど、他企業の一歩先を行くサステナブル・マーケティングで消費者の共感を集めています。

  • ネスレ

「ネスレ」はサステナビリティやCSRのための部署が無いにも関わらず、サステナブル・マーケティングを成功させている企業です。その鍵は、「CSV(共通の価値創造)」を経営戦略に取り入れたことにあります。これは”株主と共に行う社会への価値創造が企業としての長期的な成功につながる”という考え方です。社員一人ひとりが顧客の問題と解決策を考え、結果として社会全体の課題解決につながっています。

共通価値の創造(Nestle)

  • LEGO

最後にご紹介するのは「LEGO」。2025年までに全てのパッケージに、2030年までに主要製品に再生可能な素材を用いることを目標として掲げています。また、米国では「LEGO Replay」というプログラムを実施し、不要になったレゴブロックの寄付や再利用を進める活動を行っています。

Environment(LEGO)

まとめ

「サステナブル・マーケティング」についてご紹介しました。

CSRに対する認識が広まる昨今。サステナブル・マーケティングを取り入れることで、ステークホルダーからの支持を集める企業も見られます。ご紹介した事例を参考に、成功の秘訣を探ってみてはいかがでしょうか。