ESG投資

【ESG投資】ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)とは?算定方法まで解説

DJSI

近年、財務状況だけではなくESG貢献度などを評価し、長期的な視点で企業を評価する指数(インデックス)がうまれています。代表的なものではダウ・ジョーンズ・インデックスがあります。算出方法や構成銘柄の特徴を参考にしながらESG投資の理解を深めましょう。

ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)とは

エコやCO2削減、ボランティアが謳われていた時代は企業がホームページで活動を報告するだけで、それ自体が企業の業績に直結はしていませんでした。しかし、近年企業の長期的な発展とESG活動は直結するという考えが広まっています。そして、ESGの普及によって企業は本格的に取り組む重要性が高まり、さらには株式市場にも影響を与え始めています。

そんな中、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)誕生はESGと株の関係を密接なものとしています。

DJSIとはアメリカの株式指数を算出するS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社とスイスのサステナビリティ投資関連会社のRobecoSAM社が1999年に共同で開発したESG投資の株式指数のことです。

ESG関連指数の中では最も知名度が高く、地域ごとに「DJSI Europe」、「DJSI Asia Pacific」などに分かれていますが、最も注目されるものは「DJSI World」です。ESGへの取り組みが評価されている企業の銘柄がDJSIを構成する銘柄として選出されています。例えば日本ではセンシングや医療機器を扱うオムロン花王などが過去に選出されています。

スコア算定方法

DJSI Worldの構成銘柄は318社(うち日本企業33社、2019年)です。世界中の時価総額上位約3500社の中から、RobecoSAM社の基準に沿って環境・社会・経済に対するサステナビリティへの取り組みが優れる企業が選ばれます。DJSIを構成する銘柄は毎年変わるため入れ替わりの大きい株式指数です。

明確な選定基準は公表されていませんが、選定対象の企業には毎年1度調査票が送られており、環境や社会に対してどのように取り組んでいるかを細かく記さなければなりません。調査票は数十ページ以上の量があり、この票への回答がDJSIへの選定に大きく関わっていると言って間違いないでしょう。

オムロン株式会社ホームページ

まとめ

DJSIのような株式指数は今後株式市場に更なる影響を与えるようになるかもしれません。また、今後も似たようなESGの株式指数が各国で誕生すれば、その国で時価総額の大きい企業の選定状況が一層注目されるようになり、企業イメージと密接に関わってきます。そして長期的に考えた場合、DJSIで上位の企業が安定した利益を出していれば、サステナビリティとビジネスは決して相反するものではないといえるでしょう。ESGへの取り組みが気になる方はDJSIの構成銘柄を見るところから始めるのはどうでしょうか。