サステナビリティ

なぜ企業はサステナビリティに取り組むのか | 綺麗事ではない背景

sustainability why

企業にとってのサステナビリティとは

大企業が中心ですが欧米ではサステナビリティへの関心が高まっており、利益を上げる以外の目的として重視されつつあります。
正直に言えば企業にとってサステナビリティを進めることは短期的な利益の減少につながる可能性がありますが、世の中で環境や社会に対する取り組みが求められるようになり、消費者がサステナブルな商品を求めるようになってきているため、無視し続けると将来的に利益を生み出せなくなってしまう危険性があります。
これが企業がサステナビリティを考え始める理由の一つです。

サステナビリティの導入後も成長している企業事例

従来の製法や原料調達先の変更が迫られるためサステナビリティの取り組みは利益を圧迫すると考えられがちですが、導入後も成長している企業は存在します。
例えばIKEAが好例です。IKEAは2017年から売上高が383⇒388⇒413億ユーロと、成長し続けながらもサステナビリティへの取り組みを続けています。環境を破壊しない木材、綿を使った家具づくりを展開し、リサイクル可能な部材を使うように心がけています。
こうした取り組みがIKEAのブランドイメージ向上にも繋がり、サステナビリティへの取り組みが企業の成長をもたらしています。

サステナビリティを計る基準GRIスタンダードとは?

GRIスタンダードとは、GRI(Global Reporting Initinative)というサステナビリティの国際基準策定を進める非営利団体によって発行されたサステナビリティ報告書の基準のことです。
これまで企業が公表してきた決算書などの財務諸表と同じように、企業がGRIスタンダードに応じた報告書を作成することでサスティナビリティへの取り組みをより定量的に表現することができます。仮に義務付けられた場合、企業は利益だけでなくサステナビリティへの取り組みも迫られることになります。

GRI・GRIスタンダードについて(国際開発センターSDGs室)

格付けランキング「ダウジョーンズサステナビリティインデックス」

ダウジョーンズサステナビリティインデックス(DJSI)はウォールストリートジャーナルを発行するダウジョーンズ社などが選定する、サステナビリティへの貢献度が高い企業の格付けのことです。サステナビリティへの取り組みが評価される上で重要な指標となり、企業の環境やガバナンスを重視するESG投資家にとって投資先を選ぶ際に参考となるでしょう。企業がサステナビリティに取り組むうえでDJSIへの選定が目標となるかもしれません。

まとめ

上述の通り企業がサステナビリティ導入を進める背景には単なるイメージアップだけでなく、消費者の意識変化やGRIスタンダードの公表基準の存在が影響していると考えられます。
また、DJSIなどのサステナビリティ指標もESG投資を呼び込むうえで重要な存在となっており、サステナビリティを軽視する姿勢は企業の経済活動に悪影響を与えかねません。そうしたことが企業のサステナビリティ導入につながっていると考えられます